【管理栄養士執筆】我が子が大豆アレルギー!?離乳食作りのポイントは?

離乳食

離乳食の食材として使いやすい豆腐は大豆から作られ、大豆アレルギーを持つ子どもは食べる事ができません。他にも日本には大豆の加工品が色々あり、離乳食を進めるにあたって注意が必要です。

今回は、注意が必要な食材を紹介しながら、代替食品の対応方法などについて管理栄養士がお話ししたいと思います。

食品表示を確認しよう

大豆は、食材に使用すれば必ず表示しなければならない特定原材料ではありませんが、推奨表示に当たる食品です。

離乳期ではあまり加工品を使う事は無いと思いますが、加工品の中には調味料等で間接的に使用されていることが多いので、必ず食品表示を確認しましょう。

分かりにくい食品例で言うと、「たんぱく質加水分解物」の中には、大豆を原料としたものがあるので、製造元に確認する等の注意が必要です。

食事は慎重に。でも、怖がり過ぎないで

以前のコラムにも書いていますが、今は食物アレルギーがあるからと言って、完全除去は勧められていません。

医師と相談しながら、食べられる食品、量を見極めつつ生活していきます。(詳しくは、下記のコラムを参照してくださいね)

「【管理栄養士執筆】離乳食のアレルギーが心配!アレルギーの症状と受診の目安は?」

https://blog.ikujicare.jp/2019/02/05/babyfood-allergy/

大豆製品の中でも、発酵した物は比較的アレルギー反応が出にくいと言われています。また、大豆油も反応が出にくいと言われるようになりました。

大豆アレルギーは大豆に反応するので、他の豆類は食べられます。

離乳期に注意すべき食品を抗原性の強さ(アレルギー反応が出る恐れの強さ)から表示します。

大豆・黒豆・枝豆・豆もやし・おから

きなこ・加工食品に含まれる大豆

豆腐・豆乳・納豆

味噌・醤油・大豆油

おおよその判断基準ではありますが、ある程度の指標として知っておくと、離乳食を進めていきやすいと思います。

大豆を食べない代わりに

食材を紹介しながら代替食品の対応方法等についてお話します。

大豆が食べられない、食べる量が少ないとなれば、栄養面から補おうと考えた方がいいかもしれません。

大豆は昔から「畑の肉」と言われるように良質のたんぱく質を含みます。たんぱく質を補給するには、脂身の少ない肉、魚、卵を使いましょう。

大豆に含まれる栄養素で特筆される所は、豆類全般に言えるのですが、ビタミンB群が豊富に含まれているところです。

 

働き

含まれる食品

ビタミンB1

糖質を代謝して、エネルギーを作る

豚肉

ビタミンB2

発育促進

肉類、牛乳・乳製品

ビタミンB6

皮膚、粘膜の健康維持

肉類、魚類

また、カルシウムも含まれているので、それを補うために乳製品、小魚、ひじき、わかめ、海苔を使うのはどうでしょうか。

  • そのまま食べられる煮干し
  • 乾物はすり鉢、ブレンダー等にかけて細かくする
  • 塩分控えめの自家製ふりかけを作り、軟飯、ご飯にふりかける

日々、食事作りを頑張るお母さんへ

 

大豆は思いのほか色々な食材に使われていて、個々のレベルで気を付けなければいけない食材が変わってきます。

我が子にアレルギー反応が出たら本当に心配ですし、食事は毎日の事ですから不安になる時もあるでしょう。でも、食べられない食材があっても、栄養状態に問題が無く、成長してくれているのであれば、お母さんが工夫して作ってきた食事に間違いが無かった証拠なのです。

食べられる物や量が増えてきたら、我が子の成長を喜び、そして、その子にあった適切な食事作りを自信を持って続けてあげてくださいね。

参考文献

菅野 道弘(2006)大豆油はアレルギーを引き起こすか?

【執筆者紹介】

管理栄養士
井上弥生

製菓衛生士の資格も持つ。病院、特別養護老人ホームに勤務。
結婚後は退職し、幼稚園、大学、クリニックにて、栄養・食文化普及事業に携わっていた。
趣味は自家製酵母を使ったパンやお菓子作り。

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