【助産師執筆】 授乳の抱き方は3種類!正しい授乳方法を解説します

授乳

「赤ちゃんへの授乳ってどうするの?」

授乳の抱き方や方法に悩んで、正しく実践できるのか心配になりますよね。

授乳の抱き方には3種類あり、赤ちゃんとお母さんに適した抱き方を見つけて、赤ちゃんに正しく乳頭を含ませることがポイントです。

ポイントをおさえて授乳をするとお母さんが乳頭に痛みを感じず、赤ちゃんもしっかり飲むことができます。

今回は授乳の抱き方と正しい授乳方法について助産師が詳しく解説していきます。

授乳の抱き方は3種類!お母さんと赤ちゃんに合った抱き方を見つけよう

授乳の抱き方には、横抱き、縦抱き、脇抱きの3種類があります。

横抱き

横抱きは赤ちゃんのお腹とお母さんのお腹が向き合うように抱いて授乳する抱き方です。

抱く時に赤ちゃんの身体が安定するので授乳しやすくなり、一般的な授乳の抱き方でもあります。

授乳に慣れていくために、横抱きから始めるお母さんと赤ちゃんが多くいますね。

縦抱き

縦抱きは赤ちゃんをお母さんの太腿にまたがらせて座らせるようにして授乳する抱き方です。

赤ちゃんの背中から頭までしっかり支えて授乳することがポイントで、乳頭が短めだったり、乳房が小さめだったりする場合に適した抱き方です。

脇抱き

脇抱きは赤ちゃんをお母さんの身体の脇に抱えて授乳する抱き方で、フットボール抱きともいわれています。

脇抱きは乳房が大きく、乳輪や乳頭が下向きになっている場合に適した抱き方です。

また帝王切開でお腹に傷ができていると、横抱きでは傷が痛くなることがあるので、脇抱きで授乳をすることで傷に負担をかけずに授乳ができます。

正しい含ませ方をマスターしてストレスのない授乳を

授乳は赤ちゃんの抱き方と同時に赤ちゃんに乳輪や乳頭を正しく含ませることが大切になります。

ここでは正しい含ませ方について3つのポイントを解説していきます。

ポイント1:乳輪まで赤ちゃんに含ませる

授乳では乳頭だけではなく、乳輪が見えない くらい赤ちゃんに含ませることがポイントです。

乳頭だけ含ませて赤ちゃんが母乳を飲むと、お母さんは乳頭に痛みを感じるようになり、乳頭亀裂といって乳頭に傷ができる原因になってしまいます。

また乳頭だけ吸うと赤ちゃんの飲み方が浅くなってしまうため、母乳をしっかり飲むことができません。

赤ちゃんが乳輪から吸うことで母乳をしっかり飲むことにもつながります。

ポイント2:赤ちゃんの顎が乳房にくっつくようにする

赤ちゃんが乳輪と乳頭をくわえた時に、赤ちゃんの顎が乳房にくっつくようにすることも大切なポイントです。

顎が乳房にくっついていないと、飲み方が浅くなってしまい乳頭だけを吸ってしまう原因になります。

乳輪と乳頭をくわえた時に顎が乳房にくっついているかを確認しましょう。

ポイント3:授乳時に赤ちゃんの頬にえくぼができない

赤ちゃんが母乳を飲んでいる時に頬に注目してみてください。

赤ちゃんが吸うタイミングで頬にえくぼができている時は飲み方が浅いサインです。

また、飲み方が浅い他のサインとして、チュパチュパと音がすることもあります。

このような時は一旦赤ちゃんを乳房から離して、再度含ませるようにしましょう。

お母さんが楽な姿勢で、痛みのない授乳を意識する

授乳は赤ちゃんの抱き方や含ませ方に加えて、お母さんが楽な姿勢で授乳をすることも大切です。

授乳の時にお母さんが無理な姿勢をとると、肩こりや腰痛を引き起こす原因になってしまい身体に負担がかかります。

お母さんが楽な姿勢で授乳をするために、授乳クッションやバスタオルを使う方法があります。

授乳の時に赤ちゃんを支えるための授乳クッションを挟んだり、バスタオルを丸めて赤ちゃんと乳房の位置を調整することで、お母さんに無理のない姿勢で授乳をすることができます。

また、乳頭に痛みがある状態で授乳を続けていると痛みに対するストレスが大きくなったり、乳頭に傷ができる乳頭亀裂を引き起こしてしまったりします。

授乳で乳頭に痛みを感じる時は我慢せずに赤ちゃんを一旦離して、乳輪と乳頭をしっかり含むことができるように、くわえ直しをすることをおすすめします。

無理とストレスがない姿勢や方法で授乳をしましょう

授乳に対して痛みを感じるイメージをもっている方が少なくありません。

授乳は赤ちゃんとお母さんのコミュニケーションの機会であり、赤ちゃんとの触れ合いを楽しむチャンスでもあります。

赤ちゃんとお母さんに適した抱き方と正しい乳頭の含ませ方を実践することで、授乳時間がきっと楽しくなりますよ。

この記事が授乳の抱き方や正しい授乳方法を知りたい妊婦さんの参考になれば幸いです。

【執筆者紹介】

助産師、保健師、看護師
菊地 綾香

総合病院、産科クリニックに勤務。看護大学教員として看護学生や助産師学生の教育にも携わる。約8年の助産師経験から得た妊娠、出産、育児に関する確かな知識と情報を届けるための活動も行なっている。

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