【助産師執筆】 出産の入院生活には何が必要?入院準備を解説します

出産

「出産の入院はどのような物品が必要なの?」と何を準備したら良いか迷ってしまいますよね。

お腹が大きくなるにつれて、出産の入院をイメージするようになります。

出産はいつ始まるのか確実な予測はできないため、いつでも入院できるようにあらかじめ準備をしておくことが大切です。

今回は出産の入院準備について助産師が詳しく解説していきます。

出産の入院のイメージは?入院期間と入院生活について

出産の入院期間は出産方法によって異なり、出産当日を含めて経腟分娩だと約5日、帝王切開術の出産だと約7日になります。

5日から7日の期間で、赤ちゃんとの授乳やおむつ交換、沐浴など必要な育児を練習していくことになります。

出産当日から赤ちゃんと一緒に過ごす産院もありますし、出産の翌日から赤ちゃんと一緒に過ごす産院もありますので、いつから赤ちゃんと一緒に過ごすのかを産院に確認しておきましょう。

赤ちゃんと一緒の生活が始まると、基本的には赤ちゃんが起きて母乳やミルクを飲むタイミングに合わせてお母さんは生活していきます。

生まれたばかりの赤ちゃんは睡眠リズムが不規則なため、日中でも夜間でも1時間毎や3時間毎の授乳が必要です。

赤ちゃんが眠っている時にお母さんも休んで体調を整えながら、これまでの生活に育児を加えて新しい生活リズムをつくっていくことになります。

また授乳方法やおむつ交換、沐浴などの育児は産院から教えてもらうことができますので、わからないことは遠慮せずに質問して、不安なく退院を迎えたいですね。

出産の入院では5つの必要物品を準備しよう

ここでは一般的な出産の入院に必要な物品を5つのカテゴリーに分けてご紹介します。

産院によって必要物品は異なりますので準備をする前に確認しておき、物品は一つのバッグにまとめておきましょう。

お母さんの衣類

  • マタニティパジャマ:2〜3枚
    マタニティパジャマはウエスト部分が広く、胸の部分がボタンやマジックテープになっていて授乳がしやすくなっています。
    面会の時にパジャマが恥ずかしく感じる方はガウンやカーディガンなど、羽織るものを別に準備しておくと良いですよ。
  • 産褥ショーツ:3枚
    産褥ショーツはショーツの前側が開くようなつくりになっています。
    診察や出産用パッドの交換でショーツを下げる必要がないので便利です。
    出産時や出産後では産褥ショーツが汚れてしまうことがありますので、すぐに交換できるように最低3枚は準備しておくことをおすすめします。
  • 授乳用ブラジャー:3枚
    授乳用ブラジャーは母乳が出やすくなるように、胸を締め付けないノンワイヤータイプがおすすめです。
    授乳期のバストは妊娠前に比べて約2カップ、アンダーバストは1サイズ大きくなりますので自分にあったサイズを準備しておきましょう。
  • お産用パッド、母乳パッド:それぞれ1パックずつ
    出産時は破水で羊水が流れたり、産後は悪露といって生理のような出血があったりしますので、出産専用の大きめのパッドが必要です。
    また母乳パッドは授乳をしていない時に出てくる母乳を受け止めるために必要になります。
    パッド類は産院で準備している場合が多いので、1パックずつ準備をしておくと安心です。

産院によっては、お産用パッドや母乳パッドなどの出産中や出産直後に必要となる物品を一式準備していることもあります。

産院で準備してある物品はあるのかを確認して準備を進めましょう。

生活用品

  • バスタオル、フェイスタオル:それぞれ2〜3枚
    出産で汗をかいた時やシャワー浴ではタオル類が必要です。
    下着類と同じように汚れた時に交換できると安心なので、バスタオルもフェイスタオルもそれぞれ2〜3枚は準備しておきましょう。
  • ガーゼハンカチ:5枚
    ガーゼハンカチは授乳やミルク哺乳、沐浴で赤ちゃんの顔を拭く時など様々な場面で使います。
    汚れることが多い物品でもあるので、最低でも5枚は準備しておき、水通しをしてノリを落としておきましょう。
  • ボックスティッシュ:1箱
    産院の入院室にはティッシュが準備されていないことがあるため、ボックスティッシュを準備しておくと便利です。
  • ソープ類
    シャンプーやボディソープ、洗顔料も入院室には準備されていないことがあります。入院期間は長くはありませんので、携帯用のサイズで準備しても良いです。

母子健康手帳や書類

出産で入院する時は母子健康手帳が必ず必要になります。

また入院する時は入院申込書などの書類も必要になるため、事前に書類を受け取っている場合は記入できる部分は記入しておき、入院後にすぐ提出できるようにしておきましょう。

その他、診察券、保険証、印鑑、筆記用具も必要なので、忘れず準備をしてくださいね。

赤ちゃんの衣類

赤ちゃんの衣類は産院を退院する時に必要になります。

肌着、中着、上着の衣類一式とおくるみ1枚を準備しておきましょう。

おむつですが、産院でもらえない場合は1パック準備して入院する時に持参しましょう。

あると便利なもの

  • 飲み物
  • 箸やスプーン、マグカップ
  • ストロー
  • おにぎりなど食べやすいもの(出産中は食べやすいもので食事を摂って構いません)
  • 好みの音楽CDなど

参照元
助産師診断・技術学Ⅱ 妊娠期 医学書院第4版第3刷 P.255〜256

出産の入院準備はいつ始めるべき?

妊娠後期に入る妊娠28週には出産の入院準備を済ませておきましょう。

準備の時期が早いと感じる方もいるかもしれませんね。妊娠28週を目安に準備しておくことの理由は、突然の入院に備えるためです。

安定期を過ぎた妊娠28週以降の妊娠後期には、お母さんの体調が変化しやすいため緊急で入院になる場合もあります。

出産予定日が近づく妊娠37週以降は、いつ陣痛が始まってもおかしくありませんし、破水したりする場合もあるので、お母さんの状態が急に変わることもあるのです。

早めに準備をしておくことで、突然入院になったとしても慌てて必要物品を揃えることはありませんし、家族にお願いをして準備した物品を持ってきてもらうこともできます。

物品を持ってきてもらう時は、家族がすぐわかるようにあらかじめ準備した物品の場所を家族に伝えておくと良いですね。

余裕をもった入院準備をして、ゆったりと出産を迎えましょう

今回は出産の入院準備について、入院準備を始める時期や必要物品について解説しました。

出産の入院がいつになるのかわからないことは不安に思うかもしれませんが、時間に余裕をもって事前に入院準備をしておくことで、突然入院することが決まっても焦らずに対応することができます。

産院で準備してもらえる物品を確認しながら、早めに準備をしておきましょう。

この記事を参考に出産の入院準備をしっかり行って、安心して出産を迎えてくださいね。

【執筆者紹介】

助産師、保健師、看護師
菊地 綾香

総合病院、産科クリニックに勤務。看護大学教員として看護学生や助産師学生の教育にも携わる。約8年の助産師経験から得た妊娠、出産、育児に関する確かな知識と情報を届けるための活動も行なっている。

日々の育児をLINEで医療職に相談できます

助産師、管理栄養士、看護師・保健師が育児のご相談にのります<詳細はクリック>