【助産師執筆】生後2か月児の成長は?よくあるトラブルも知りたい!

赤ちゃんのお世話

生後2か月になると、これまで泣いたり眠ったりすることを繰り返していた赤ちゃんが、声を出したり、笑い始めたりするようになってきます。

表情がわかるようになってくるので、より赤ちゃんらしさが増してくる時期です。

しかし、赤ちゃんの体重が増えているのか、ちゃんと成長できているのか不安に思うこともありますよね。

今回は生後2か月児の成長や発達、よくあるトラブルの対処法について助産師が詳しく解説していきます。

生後2か月の赤ちゃんの成長と発達

身体の成長

生後2か月の赤ちゃんは1日あたり30gの体重増加量が目安になりますので、生後1か月頃から比較して約1kg増えます。

平成22年乳幼児身体発育調査によると、生後2か月の男の子の平均体重は5.83kg、女の子は5.42kgです。

男の子の平均身長は59.0cm、女の子の平均身長は57.8cmとなっています。

赤ちゃんの成長には個人差がありますので、母子手帳の成長曲線に当てはめてみて、正常範囲内に入っていれば心配はいりません。

運動の発達

生後2か月になると、これまでは泣くことが多かった赤ちゃんに表情が増えてきます。

具体的には以下のような発達がみられますね。

  • あやすと笑うようになってくる
  • ものを見て、それを追うようになる
  • 手足をよく動かす
  • 「アー」「ウー」などの声を出すようになる
  • 手を口にもっていく
  • 首はまだすわっていませんが、しっかりしてくる

「あー」「うー」などの発声はクーイングと言われている、この時期の赤ちゃんに特有の声で、やがて生後4か月頃になると「んまんま」などの喃語に変化していきます。

赤ちゃんが声を出していたら、赤ちゃんに話しかけてコミュニケーションをとるようにしましょう。

生後2か月になると、赤ちゃんは手を口にもっていくことによって、自分の手であることを認識するようになります。

時には手でものを掴んで、口元に持っていく仕草がみられることもありますよ。
赤ちゃんが自分の身体がわかるようになってくる時期なので、誤飲しないように 見守ってあげると良いです。

直径39mm以下(トイレットペーパーの芯の直径とほぼ同じ)のものは赤ちゃんの口に入りますので、大きさを確認しましょう。

赤ちゃんの口に入るサイズのものは、手の届かない場所に閉まっておくようにしてくださいね。

睡眠

これまでは昼夜問わず、2時間から3時間ごとに授乳やミルクを飲んでいた赤ちゃんですが、生後2か月を過ぎると少しずつまとまって眠るようになります。

昼夜の区別がつき始める時期ですね。

赤ちゃんの1日の睡眠時間は14時間から15時間ですが、夜間にまとめて5時間から6時間眠るようになります。

生後3か月頃までかけてゆっくりと昼夜の区別をするようになるので、生後2か月で睡眠リズムが不規則でも焦らずに様子をみていきましょう。

生後2か月の赤ちゃんによくあるトラブルと対処法

その1:授乳間隔があいてしまう

生後2か月を過ぎると、赤ちゃんは昼夜の区別がつき始めてまとめて眠ることが多くなってくるので、授乳間隔はあいてきます。

これまでは3時間毎に授乳をしたり、赤ちゃんが泣く度に授乳をしたりしていたため、4〜6時間の授乳間隔になったことを心配に思うお母さんもいます。

無理に赤ちゃんを起こさず、赤ちゃんが起きて母乳を欲しがるタイミングで授乳をしましょう。

しかし、いきなり授乳間隔があくことによって乳房が張りやすくなることもあります。

お母さんが乳房の張りを辛く感じる時は、少しだけ乳房が楽になるまで搾乳をすると良いですね。

その2:便の回数が少ない、緑色の便が出ることがある

生後2か月の赤ちゃんの便は、1日に7〜8回と授乳と同じくらいの回数になることもあれば1日に2〜3回で出ることもあり、日によって便の回数は異なります。

赤ちゃんが元気で母乳やミルクをよく飲み、1日1回以上便が出ていれば様子をみていて構いません。

1〜2日便が出ていない時は、肛門を刺激し便を出やすくしてあげましょう。

肛門の刺激にはベビー用綿棒を使い、綿棒にはベビーオイルなどの潤滑剤をつけます。

綿棒を肛門に1cm挿入して、円を描くように刺激をしてください。

また、赤ちゃんの便の色は黄色ですが時に緑色の便が出ることがあります。

便の色が黄色なのはビリルビンという成分が便に含まれているからなのですが、ビリルビンはお腹の中で空気に触れて酸化されることで緑色に変化します。

そのため時々便が緑色に見えることがあるのですが、特に心配いりません。

その3:顔や身体に湿疹が出る

新生児期から生後2〜3か月頃までは、赤ちゃんに湿疹が出来やすいです。

湿疹ができる原因や基本的な湿疹のケアについては、以下の2つのコラムを参考にしてくださいね。

【看護師執筆】赤ちゃんの顔や、頭、脇の下などに黄色いカサカサしたかさぶたができていませんか?赤ちゃんにも、湿疹や肌のトラブルが多くみられます
https://blog.ikujicare.jp/2019/01/06/baby-skin-troubles/

【看護師執筆】赤ちゃんにスキンケアは必要?スキンケアの方法について聞きたい!
https://blog.ikujicare.jp/2019/01/09/baby-skincare/

赤ちゃんの反応を楽しみながら育児をしましょう

生後2か月の赤ちゃんは笑う、声を出す、ものを追うなど、様々な発達がみられて周囲に興味を示すようになる時期です。

赤ちゃんの笑顔や声でのコミュニケーションに応えてあげながら、育児を楽しみましょう。

そして、赤ちゃんの運動も活発になってきますので、事故のないように赤ちゃんが過ごす環境にも気を配ることも大切です。

赤ちゃんの成長と変化に、お母さんも戸惑うことがあるかもしれませんが、この記事を参考に赤ちゃんの成長を楽しく見守ってくださいね。

参照元
平成22年乳幼児身体発育調査
URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001tmct-att/2r9852000001tmea.pdf

ナースとコメディカルのための小児科学 日本小児医事出版社 2版2刷 P.22〜23

【執筆者紹介】

助産師、保健師、看護師
菊地 綾香

総合病院、産科クリニックに勤務。看護大学教員として看護学生や助産師学生の教育にも携わる。約8年の助産師経験から得た妊娠、出産、育児に関する確かな知識と情報を届けるための活動も行なっている。

日々の育児をLINEで医療職に相談できます

助産師、管理栄養士、看護師・保健師が育児のご相談にのります<詳細はクリック>