【助産師執筆】妻が妊娠したら夫がするべき5つのサポートとは?

妊娠中の生活

「妻が妊娠したけど、何をしたら良いかわからない」

妊娠したことを聞いて、嬉しさや驚きなどの気持ちとともに、妊娠中の夫のサポートについて悩みますよね。

今回は、妊娠した妻に対する夫のサポートについて助産師が解説していきます。

できるサポートから始めて、夫婦の絆を更に深めながら、新しい家族が増える準備を一緒に整えていきましょう。

妊娠してから出産を迎えるまでの経過を知っておこう

妊娠期間は、妊娠初期、妊娠中期、妊娠末期の3つの期間に区別されており3つの時期にはそれぞれ特徴があります。

妻が妊娠したことがわかったら、今はどの期間なのかを聞いておくと良いですね。

妊娠初期(妊娠4か月、妊娠15週まで)

妊娠初期は妊娠していることに気づき、つわり症状が出る時期です。

つわりには、吐き気や嘔吐、食欲がなくなる、頭痛がするといった症状があり、症状の程度によっては仕事をしたり、家事をしたりすることが難しくなります。

つわりが続く期間には個人差がありますが、一般的に妊娠初期を過ぎる頃には落ち着きます。

妊娠中期(妊娠5か月から7か月、妊娠16週から27週まで)

妊娠中期はつわり症状が落ち着いて、妊婦さんの体調が安定します。

お腹の中での赤ちゃんの動きを感じる、胎動がわかるようになるのもこの時期ですね。

お腹も少しずつ大きくなり、妊娠していることが外見からわかるようになってきて、出産や育児に向けた準備を少しずつ始めていく時期です。

妊娠末期(妊娠8か月以降、妊娠28週以降)

妊娠末期はいよいよ出産が近づいてくる時期となります。

出産を迎える時期は妊娠10か月目の妊娠37週を超えた正期産に入った時期です。

妊娠末期はお腹が大きくなることで、腰痛が出たり、大きなお腹によって床に置いてあるものが取りづらくなるなど、日常生活の動作が難しくなる場合もあります。

妊娠中の妻に夫ができる5つのサポート

サポート1:妻の体調を気遣う声がけ

妊娠した妻が身近で頼ることができるのは夫です。

身近で頼れる人から体調を気遣う声をかけられることは、妊娠で体調が変化することに不安を感じている妻にとって嬉しいこと。

例えば、妻が食事を準備してくれたのなら、「ご飯の準備ありがとう。体調は大丈夫だった?」と声がけすると良いですね。

また、妻の不安な気持ちや心配に感じていることなど、話を聞いてあげることも大切です。

サポート2:可能な範囲で家事をする

現代は共働きの夫婦が多いので、家事は分担する工夫をしている家庭もあります。

しかし、つわりの時期など妻の体調が優れない時、時間がつくれる時は可能な範囲で家事を行いましょう。

つわりの症状が強いと、1日中横になっていることもありますし、お腹が大きくなるとシンクでの洗い物や掃除も大変に感じることもあります。

買い物で重い荷物を持つことも、お腹に負担がかかるため、代わりに持ってあげましょう。

妻が大変に感じていることを夫が協力することで、快適な妊娠生活につながります。

サポート3:一緒に出産や育児について学ぶ

妻と一緒に出産や育児について学ぶこともサポートの一つです。

出産の進み方や赤ちゃんのお世話について知っておくことで、出産や育児のイメージをすることができますし、夫が一緒に学んでいるということが妻の安心になりますよ。

妊婦健診に一緒に行ったり、両親学級に参加したりすると、出産の進み方や赤ちゃんのお世話について医療者が教えてくれるので、ぜひ参加してみましょう。

サポート4:夫婦生活への気遣い

基本的には、妊娠中の夫婦生活に制限はありませんが、妊娠によって妻は身体も心も変化しています。

妻の気持ちに合わせながら、お腹に負担がかからない体位にする、挿入は深くしないといった工夫が必要です。

また、精液には子宮を収縮させる成分が含まれているため、妊娠中の夫婦生活では必ずコンドームを装着しましょう。

妻のお腹が張りやすい、出血しているなどの体調の異変がある時は、夫婦生活を控えて医療者に相談してください。

サポート5:活用できる制度を確認しておく

妊娠中の妻のためにサポートの時間をしっかり確保したい、出産したらできるだけ育児の時間をとりたいと考えている場合は、活用できる制度を確認しておきましょう。

会社によってはフレックスタイム制といって、働く時間を自分自身で決めることができる制度が就業規則で定められている場合もあります。

育児休業は男性も取得が可能なので、活用するのも方法です。

負担にならない範囲で楽しく妊娠中のサポートを!

妻への声がけや家事の手伝い、妻とともに出産や育児を学ぶなど、妊娠中に夫ができるサポートはたくさんあります。

しかし、いつもサポートをしなければならないというわけではありません。

夫がサポートを負担に感じてしまっては、夫が体調を崩す原因になることも。

妻が大変、あるいは難しく感じている部分をサポートすることが大切です。

夫婦で協力しても育児が大変だと感じる時は、地域の子育て支援やベビーシッターを活用する方法もあります。

できる範囲で楽しく妻のサポートをしながら、妊娠生活を夫婦で過ごしていきましょう。

【執筆者紹介】

助産師、保健師、看護師
菊地 綾香

総合病院、産科クリニックに勤務。看護大学教員として看護学生や助産師学生の教育にも携わる。約8年の助産師経験から得た妊娠、出産、育児に関する確かな知識と情報を届けるための活動も行なっている。

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