【助産師執筆】立ち会い出産を経験したい!夫がするべき準備とは?

出産

「立ち会い出産を経験したいけれど、どうしたら良いのだろう」と、出産に向けて夫が何を準備したら良いのか悩みますよね。

立ち会い出産をする場合、夫は妻が安心して出産に向き合うことができるようにサポートをしましょう。

今回は助産師が立ち会い出産のために夫にできる準備やサポートについて解説していきます。

立ち会い出産が可能なのか確認しておく

病院やクリニックで出産する場合、立ち会い出産が可能かどうかを確認しておく必要があります。

夫の立ち会い出産は多くの出産施設で許可されていますが、両親学級を受けていると立ち会い出産が可能といった条件付きのこともあるのです。

産院に立ち会い出産は可能なのか、条件はあるのかを事前に確認しておきましょう。

また、二人目以降の出産では夫が出産の時に上の子どものお世話をしなければならないこともあります。

出産前に夫の立ち会い出産が可能なのか、妻とよく話し合っておくことも大切です。

妊娠中にできる立ち会い出産の準備

以下のような妊娠中の準備をしておくと、安心して立ち会い出産に臨むことができます。

  • 両親学級に参加する
  • 妻と一緒に呼吸法を練習してみる
  • マッサージを練習してみる
  • 妻に出産の時にサポートして欲しいことを確認しておく

両親学級に参加すると、出産の経過を勉強したり、赤ちゃんのオムツ交換や沐浴の練習をしたりすることができます。

出産の時、夫にどのようなサポートが必要なのかも医療者が教えてくれますので、ぜひ参加してみると良いですね。

妻と一緒に呼吸法やマッサージを練習しておくと、出産の時に夫がリードすることも可能なので妻も安心できます。

また、水分補給や写真撮影など妻が出産の時にしてほしいことを確認しておくと、出産が始まってから落ち着いてサポートすることができます。

下記のコラムでは妊娠中にできる夫のサポートについて解説していますので、そちらも参考にしてくださいね。

【助産師執筆】妻が妊娠したら夫がするべき5つのサポートとは?

https://blog.ikujicare.jp/2019/11/06/pregnant-husband-support/

夫立ち会い分娩での実際のサポートとは?

実際に出産を迎えた時に、夫ができる5つのサポートについてご紹介しますね。

サポート1:側にいて会話をしたり手を握ったりする

出産には痛みが伴うため、陣痛を経験する妻はとても不安です。

痛みが続く中で側にいてくれる人がいるのは心強く、夫は妻とコミュニケーションを取る、手を握るといったサポートをして、妻の不安を少しでも取り除いてあげましょう。

サポート2:呼吸法やマッサージを行う

呼吸法やマッサージは陣痛の痛みを和らげるための方法です。

妻に痛みが強い部分を聞きながら、さすったり圧迫したりしてマッサージしてあげましょう。

マッサージの方法も産婦さんによって好みがあり、さする方が良い人もいれば圧迫する方が良いという人もいます。

背中や腰、足やおしりとマッサージが必要な部位も産婦さんによって異なります。

妻とコミュニケーションを取りながら、痛みが楽になるマッサージをしましょう。

うまくできないと感じた時は医療者にやり方を教えてもらえるので、遠慮せずに聞いてくださいね。

サポート3:水分補給や汗を拭く

陣痛で痛みが強くなってくると動くことが大変になってきます。

水分補給や汗を拭くといった身の回りのことが大変になってきたら、夫が代わりにサポートしてあげましょう。

出産が進むと身体が暑くなってくるので、うちわであおいであげるのも良いですね。

妻は会話をすることが難しくなりますが、周囲の声がけはしっかり聞こえています。

「何か飲みたい?」「汗拭くね」と、一つひとつ妻に声をかけてサポートしましょう。

サポート4:生まれた赤ちゃんの写真を撮る

立ち会い出産をする夫婦の希望として、生まれたばかりの赤ちゃんの写真を夫に撮ってほしいという方がとても多いです。

産院によって写真撮影が可能かどうかは異なりますので、確認をした上で写真撮影の許可があれば、赤ちゃんの写真を撮っておきましょう。

筆者が勤務していたクリニックでは、赤ちゃんの体重測定をしたり、お臍の処置をしたりといった場面を夫が一緒に見ることができました。

妻が分娩台で診察を受けている間、夫が赤ちゃんの様子を妻に伝える、撮影した写真を見せるといったコミュニケーションをとることもできますね。

サポート5:出産が終了した後に付き添う

立ち会い分娩を経験し、出産が終了したら病室に帰るまで妻に付き添ってあげましょう。

妻の頑張りを労い、出産を一緒に振り返ってみるのも良いですね。

出産後の妻は気分が高揚しており、出産のことについて話したい気持ちが大きいです。

この時に、夫は妻の話を否定せずに聞くことが大切。

妻は出産した時の話を全て受け入れてもらうことで、自分の出産を肯定的にとらえることができ、育児に前向きに取り組むことができるようになるからです。

妻と一緒に出産するという気持ちで出産に臨む

立ち会い出産は夫が妻と一緒に出産するという気持ちをもって、出産に臨むことが大切です。

妻が妊娠期間を経て出産を迎えるのと同じように、夫も妊娠中から出産に向けて準備をしておくことで、自信をもってサポートすることができます。

この記事を参考に、立ち会い出産のために夫ができる準備やサポートをイメージして、できるところから実践してみてくださいね。

【執筆者紹介】

助産師、保健師、看護師
菊地 綾香

総合病院、産科クリニックに勤務。看護大学教員として看護学生や助産師学生の教育にも携わる。約8年の助産師経験から得た妊娠、出産、育児に関する確かな知識と情報を届けるための活動も行なっている。

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